第1分科会『地域とつながる建築士活動』(各都県活動報告)

実施要項

1.趣 旨

静かな自然の中で耳を研ぎ澄ませれば様々な音が聞こえてきます。風の音、水の音、動物の鳴き声、鳥のさえずり、虫の声、木々の揺れる音。私たち青年建築士も普段の地域活動の中で様々な音や声が聞こえてきます。私たち建築士は社会貢献のため、地域や人々のために様々な活動、技術、想いを伝えていくことが大切ですが、その大前提として地域の声にしっかりと耳を傾け、聴くことが大切です。
「地域とつながる建築士活動」。地域の声を聴きながら地域での活動に繋げていく。その地域活動を発表頂き、そして多くの青年建築士がその声を聴き、またそれぞれの地域での活動へ繋げていく。大会メインテーマは「建築合宿」。集中し、耳を研ぎ澄まし、心身を研ぎ澄まし、皆の言葉から様々な事を学びましょう。発表者は皆へ伝えることで学び、参加者は聴くことで学び、各都県の青年建築士が関わる建築士活動が各地域とともに更に活発となることを目指します。

2.発表内容

○地域実践活動
それぞれの地域の独自性を踏まえ建築士としてどのように地域の魅力を引き出し、建築士と建築・街・人とが、ふれあいやコミュニケーション、信頼関係を築き、更に今後の地域での展開と建築士活動の展開をどのように考えているかを明確にすること。
これまで継続的に活動してきた地域実践活動や、今動き始めた活動等について、具体的な活動、および将来への活動指針を提示し、具体的に発表する。

3.表彰

①最優秀発表者を1名・優秀賞1名
②関ブロ青年協理事会賞1名

4.審査項目

・最優秀発表者の選出にあたり、以下の事項に関して別に用意する審査シートを使い、審査を行う。
① 第1分科会テーマとの整合性
② 地域性への貢献度
③ 青年建築士としての話題性
④ 自都県、および各単会・地元地域に持ち帰り広めたい活動
⑤ プレゼン能力

5.審査員

◯『審査委員長』関ブロ青年協理事 1名
◯『審査員』  第1分科会参加者全員

6.審査方法

・審査方法は、会場参加者全員の投票と審議の併用とする。
・審議は、審査委員長による采配で進め、基本発表者に対しての質疑を行わない。

●各賞の決定方法
・合算したその合計の多い発表者より、最優秀賞1名・優秀賞1名を決定する。
・審査委員長及び関ブロ理事による審議の上、関ブロ青年協理事会賞1名を決定する。
・最優秀賞・優秀賞、関ブロ青年協理事会賞の発表ならび表彰を「全体会議Ⅱ」で行う。
・投票数が同票の場合は、審査委員長の判断により決定する。

 

発表者及び発表内容紹介

1.新聞紙ドームをつくろう!
~「けんちく」の面白さ、建築士・建築士会のPRを、建築士会・地域・子どもが共になって進めたイベント企画~
神奈川県建築士会 伊藤 誠一

2.飾らない意志の行方
伝統的建造物保存郡の改修を通して、
建築士の役割を見つめなおす
栃木県建築士会 島田 昭吾

3.緑を活かした「まちづくり」の提唱
モデル地区の緑化実施例
星川に緑と安らぎを!
埼玉建築士会 島田 義信

4.未来建築士☆プロジェクト
-建築を学ぶ学生たちに建築の楽しさ・可能性を伝え、実務に携わる社会人との接点を作る-
茨城県建築士会 早川 敏史

5.建築の未来へ ~今、私たちができることから~
─集う仲間がいてこその建築士会。楽しく集う仲間がいるからこそできる社会貢献。
そして始まった未来へ伝える建築の種まきとは─
長野県建築士会 辻井 俊恵

6.コミュニティデザインのススメ④
人がつながるしくみをつくる「コミュニティデザイン」。建築士の新たな可能性の探求も、
気づくと5年目を迎えました
新潟県建築士会 韮澤 篤

7.銚子外川活性化プロジェクト
―活動が沈静化していた青年委員会の、活動活性化への道―
千葉県建築士会 保川 謙一

8.文京建築会ユース
-ご近所のぜいたく空間〝銭湯♨〟―銭湯からひもとく地域の生態系―
東京建築士会 栗生 はるか

9.第26回ちびっこ絵画展
―地域の未来の担い手となる子供たちに「夢のある家・夢のある街」をテーマに
開催している絵画展プロジェクト―
群馬建築士会 小林 克敏

10.2040プロジェクト
-目的の異なる組織でそれぞれ活動してきた建築専門家が、定期的に会議し、
将来の地元の為に進めるプロジェクト-
山梨県建築士会 木村 晋也

第1分科会審査委員長
田村 貴大 (関ブロ青年協理事:群馬)